中小企業か同友会の会合に出席しました

 遅い更新となります。みなさんこんばんは、税理士の田戸(たど)です。

 今日は中小企業家同友会山口県支部の20周年総会に出席してきました。



 総会自体は前年の活動報告、本年の活動予定、これらに関する予算の承認ならびに予算の承認、と、粛々と手続きが進みました。

 その後20周年記念講演として駒澤大学教授の吉田敬一氏に「アベノミクスの行方と中小企業の活路打開の道筋」と題してお話いただきました。

 私ども税理士が関与する企業のほぼすべてが中小企業である以上、中小企業の歩むべき道をどのように切り開いていくかは大変重要な情報です。勉強のために参加したのですが…はっきり言って、題目に正面から切り込む話し方でないため少し戸惑いましたが、大変参考になりました。

 特に、中小企業はこの時代においてその「特色」を十分発揮できる下地があることを教えていただいたのが大変参考になりました。
具体的な例としては、海外の例ですが、イタリア、フランス、ドイツの例を挙げられました。

 ちょっとここでクイズです。

 貿易収支という言葉がありますが、先ほど挙げたイタリア、フランス、ドイツのうち、この貿易収支が日本が赤字(日本の輸出より輸入のほうが多い)国は何カ国でしょう?

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 答えは2カ国です。

 ではどの国とどの国でしょうか?

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 答えはイタリアとフランスです。

 ドイツは入らないの?って声が聞こえてきそうですね。以外でしたね。ちなみにドイツは微妙に日本の輸出超過ということです。

 この2カ国、ほとんど貿易収支が赤字の国だそうです。

 なぜ????

 それは日本が高くても欲しがる商品を持っているから、イタリアだったら洋服(繊維・皮革)・自動車(フェラーリ)、フランスだったらトリフ(食品)自動車(ルノー)だったりするそうです。

 ではそれと中小企業の生き残りがどのように関連するのでしょうか?

 日本に輸出する企業は数量をそれほど捌いていない、言い換えると高くても買ってもらえる、尖った商品を持っている会社です。この尖った商品を持った会社はどこにあるのでしょう?

 そのほとんどは都市部とはいえない片田舎にあるそうです。そのためその地域の生活習慣、その地域の気象条件など、「その地域」ではぐぐまれたものが、尖った商品という形になっているそうです。

 「なるほど」、と納得させられた話でした。

 ぜひあなたの会社の尖った商品を探し出してみてください。

 ただ、最初からそれだけを目指すのではなく「守破離」の精神を忘れずに…というところは注意してくださいね。

 最後までお読みくださりありがとうございました。

 ではおやすみなさい。

at 2014/04/26 23:51:42